イベントニュース

@IT NETWORK Live Week 2020年6月15(月) ~ 21日(日) に協賛



企業ネットワークとセキュリティー

「連続」と「非連続」

働き方や情報通信の在り方が大胆に変化していく情勢の中、連続性のある技術的発展だけでなく、非連続な進化、既存の概念を覆すような発想の転換も必要になっています。

5G通信の実現、次世代Wi-Fiの登場により、あらゆる通信やデータ処理がリアルタイムに行える時代になりました。 情報通信の利便性が増すとともに様々なトラブルも瞬く間に広がるようになり、今までのネットワークセキュリティーの延長では、大きな損失に繋がるリスクを抱えることになります。

また、クラウドの活用やテレワークの普及により働き方や働く場所が多様化し、メッセージやデータの交換は時間や場所を問わず膨大かつ重要になっています。 絶え間なく交換される膨大なメッセージやデータを外からの脅威から守るだけではなく 情報漏洩コンプライアンス違反などの組織の内側にあるリスクからも守り、かつ多様化・分散化した組織や個人のパフォーマンスを高めることが求められます。

アイマトリックス株式会社は次世代ネットワーク環境における情報交換と多様化した組織や個人のセキュリティーとパフォーマンス強化に向けた新たな発想の転換を提示します。

リアルタイムAI/AIドリブンネットワーク

「予測」と「評価」

新しい発想のネットワークセキュリティーにおいて重要なのは、広く情報を収集し、直ちにその情報を整理・活用し、大きな損失に繋がるリスクをいち早く予測することです。

外部からの攻撃や ネットワークに潜在するリスクは多種多様で、ダイナミックに変化しています。 過去に蓄積されたデータを、静的に決められたルールや古典的なテキストマイニングを用いて分析する手法では、新たなリスクへの迅速な対応は不可能であり、組織や個人の新しいワークスタイルのボトルネックにもなります。

次世代ネットワークによる高速で多様な通信に対応し、新しい脅威や潜在するセキュリティーリスクを低減するためには、リアルタイムにネットワークと融合したAIの活用に注力しなければなりません。 ネットワーク上で行われる通信やデータ交換をリアルタイムに分析し、可視化して利用することにより、セキュリティーの強化のみならず、ネットワークを介して繋がる組織や個人のパフォーマンスの強化が可能です。

アイマトリックス株式会社が開発したリアルタイムAIは、リアルタイムに「今」を分析し「次」を推論し可視化します。 ネットワーク上で交換される情報を継続的に学習し、分析結果をいち早く視覚化し、ユーザーに「次」の最適解を示すことが可能です。

5G世代のネットワークにおいて、動的で柔軟なリアルタイムAIによる予測評価のシステムは、組織や個人に安全なネットワーク環境と効率的な協働作業の場の実現に欠かせない新しいAIドリブンネットワーク技術です。




セキュリティーとパフォーマンスの両立

セキュリティー/出口対策

ネットワークの境界を防御するファイアウォールやセキュリティーゲートウェイの開発や普及には、過去30年間多くの費用と時間が費やされてきました。 ネットワークの入り口対策として、今や不可欠となっていますが、詐称、侵入等の外部からの攻撃を許してしまうリスクは否定できません。 しかし、たとえ攻撃が成功しても、重要な内部情報が外部に持ち出されない限りは、大きな損失に繋がるリスクとは回避できます。 5G世代のネットワークには、入口対策に加えて、内部情報の動きを把握し、内から外へのアクセスに注意する出口対策が必要です。

出口対策には、問題が発生してから事態に対処するのでは遅く、内外で交換される情報を常時継続的に分析し、潜在的なリスク評価問題発生の予測を行い、かつスムーズな情報の交換を保証する性能が要求されます。 リアルタイムAIは、これらの要求をすべて満たすとともに、AIによるシステム管理や設定の自動化に加え、膨大な通信を処理する能力を備える、5G世代の出口対策を実現するために欠かせない技術です。

また、リアルタイムAIによる出口対策は、ネットワークを保護するファイアウォールに依存せず、個々のリソース単位で認証を行うゼロトラストセキュリティーモデルとしても機能します。 ゼロトラストでの認証にはIDやパスワードだけでなく、アクセス経路や行動履歴などを評価した結果も併せて活用されます。 各リソースのセキュリティーレベルに応じて認証に必要な情報も違うため、管理の複雑となり、高いリクエスト処理の性能が必要になりますが、リアルタイムAIはそれら課題を解決し、動的かつ粒度の細かい運用が可能です。 AIが日々のコミュニケーションを学習し、評価基準の最適化を繰り返すことでシステムは常に最善の状態を保ちます。 人を介した運用を極力削減することにより設定ミスや人的コストを削減し、プライバシー保護の強化にもつながります。

出口対策の対象となる最重要な経路のとして、メールが挙げられます。 SNSと異なり、サービス提供者にデータやログを管理されないメールシステムは、自由度が高く、ビジネス情報の保全やプライバシーを重んじる組織や個人にとっては、唯一無二のメッセージングツールと言えます。 そのため、メールメッセージには様々な情報が書かれ、重要なファイルが添付されることも少なくありません。 情報漏洩の経路として占める割合も高く、コンプライアンス違反ハラスメントもメールを介して発生します。 今まで外部からのメールにはスパム対策などの入口対策が講じられてきました。 しかし、より安全な情報通信のためには、出入りするすべてのメールに対してリスクの評価が必要です。 5G時代のネットワークセキュリティーの始まりは、メールシステムの出口対策です。


パフォーマンス/協働

強固なセキュリティーであっても、利用する組織やユーザーのコミュニケーションやパフォーマンスを損なうものであってはなりません。 煩雑な認証機能が、目的までの道のりを阻む障害物になってしまえば、インシデントが起こらずとも組織にとっては損失になります。 認証や評価は、自動的で、人を介さず、時と場合に合わせて柔軟に行われ、人々の働きを制限しないことが望ましいでしょう。

厳重なセキュリティーと聞くと、自由を制限するようなものに思えます。 しかし、適切なセキュリティーは、安全とともに人々の働きを下支えする環境になりえます。

システムが組織内でやりとりされるメールをリアルタイムで分析することで、データ通信の不穏な動きだけでなく、効果的な協働共同作業のパフォーマンスを測る指標も見つけ出せます。 例えば、プロジェクト内での議論の活性をいち早く捉えることで、偶発的に生まれる画期的なアイデアを拾えるかもしれません。 また、そういった議論をさらに活性化させる施策を行えるチャンスを逃すこともなくなるでしょう。

反対に、本来注力すべき話題が不活性のまま放置されてしまう事態も起こりえます。こういった事態を放置したままでは、いずれ組織にとっての損失になりえます。 メールでやりとりされる情報やつながりを可視化することで、潜在的なリスクを早期発見し、問題の予防や早期収束に着手できるようになります。

アイマトリックス株式会社は、メール運用に不可欠である出口対策として、ゲートウェイ製品であるmatriXgateを、さらにデータ分析を組み合わせ、ゼロトラストセキュリティーの発想を取り入れた、セキュリティーとパフォーマンスの両方を強化するmatriXinsightを開発しました。







アウトバウンドセキュリティ



アウトバウンドセキュリティ


アウトバウンドセキュリティ













製品紹介

1. matriXinsight リアルタイムメール分析システム

送信メールを常時モニタリング

製品概要

リアルタイムでメールを分析
情報交換を可視化

マトリックスインサイトは、組織内を流れるメールでの情報交換を可視化し、データ分析によるセキュリティー強化と組織パフォーマンスの向上を支援します。

AI/ディープラーニング技術と高性能なバックエンドシステムにより社内からの送信メールをリアルタイムに評価し、 内部不正、人的ミス、ボット潜伏による踏み台被害などを検知可能です。 AIは自動的かつ継続的に新しい情報を学習し、常に「組織の今」に照らし合わせた評価を行います。

メール送信による情報漏洩だけでなく、社内コンプライアンス違反などの早期発見に有効です。 リアルタイムに「いつ」「誰に」「どのような」メールを送信したのか高度なレポート機能により簡単に確認できます。

外部からの脅威のみならず、内部に潜むリスクへの対応に次世代のセキュリティーソリューションを提供します。

特長

可視化(レポート機能)

送信されたメールに異常を検知した際は、インシデント情報を管理者へ通知。

直観的なインターフェイスと高度なレポート機能の連携により、検知メールを必要に応じて簡単に検索できるだけでなく、ユーザー別、グループ別などの多様な切り口で集計・グラフ化が可能です。

検知メールの多い個人や部署などは、検知メール増加の原因を確認し、情報漏洩などのリスクがないか社内の情報セキュリティー状況を迅速に把握することができます。

誤送信防止

①添付ファイル暗号化
煩雑なファイル暗号化作業とパスワード送信を自動化することで、情報漏洩リスクを軽減。
②送信メール一時保留
送信したメールを一定時間マトリックスインサイト内に溜めておくことで、設定時間内であれば送信取り消しを行うことが可能。
③上長承認
上長(第三者)が送信メールの確認を行うことで、誤送信や情報漏洩につながるメール送信をストップ。 上長が出張などで承認ができない場合には、あらかじめ権限の委譲を行うことが可能。

次世代型AIアンチマルウェア

独自開発のAIアンチマルウェアは、脅威対策を更なるステージへ導きます。

ニューラルネットワーク構造を有するディープラーニング技術を活用し、世界中のあらゆるマルウェアを常時収集し、分析・学習。従来のアンチウィルス製品では検知できなかった標的型攻撃、ランサムウェアをはじめとする未知の脅威にも対応します。

添付ファイルの暗号化 送信メール一時保留 上長承認

AI・Deep Learning

AIドリブンセキュリティー
KizAssyプラットフォーム

マトリックスインサイト送信メールモニタリングシステムは、最先端の「KizAssy」AI/ディープラーニング技術を利用し、送信されるすべてのメールを解析し、その特徴を学習します。 独自のディープラーニング技術により個々人やグループが持つ送信メールの「普段の特徴」を認識し、その特徴を元に 内部ミス・不正をはじめ、インサイダーによるデータ流出など、企業の情報資産を脅かす可能性のあるメールをいち早く把握し、潜在的なリスクを露呈させます。

KizAssyプラットフォームは複数のAIエンジンを統合的に管理し、常に新しい情報を取り込んで検出モデルを更新します。 送信メールの評価、判定、AIへのフィードバック、モデルの更新がシステム内で完結しているため、人や外部サービスを介することがありません。 複雑な設定やシステム監視を簡略化するAIがオートマチックなセキュリティーを実現します。

概念図

アウトバウンドセキュリティ

分析画面

スクリーンショット1

スクリーンショット2

スクリーンショット3

※画面は開発中のものです。実際の仕様とは異なることがございます。

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2. matriXgate AIエンジン搭載ゲートウェイ

統合メール・Webセキュリティー | matriXgate(マトリックスゲート)

メールとWebの様々な脅威から企業を守る
統合型ゲートウェイセキュリティー製品

製品概要

統合型ゲートウェイセキュリティー
マトリックスゲート

マトリックスゲートは送信・受信時のメールセキュリティーとネット閲覧時のWebセキュリティーの両方を提供するアプライアンス型セキュリティー製品です。

最先端AI技術を採用し、誤送信防止等のセキュリティーを補填できるうえ、標的型攻撃やスパムメール・ランサムウェアへの入り口対策が可能となります。

万が一PCがウィルス感染した場合のメール・Web経由の出口対策も提供し企業を脅威から守ります。

AI・Deep Learning

LaCysa

「らしさ」の検出に特化したDeep Learningフレームワーク。従来の自然言語解析手法では解析の難しいデータにも応用可能。 従来技術n-gram、bag-of-words、word2vecでは不十分なところを、特許取得済の新しい言語解析手法により補強し、柔軟で多様な解析を実現。

特長

msec™AIアンチウィルス
独自開発のAIアンチウィルスは、脅威対策を更なるステージへ導きます。ニューラルネットワーク構造を有するディープラーニング技術を活用し、世界中のあらゆるウィルスを常時収集し、分析・学習。従来のアンチウィルス製品では検知できなかった標的型攻撃、ランサムウェアをはじめとする未知の脅威にも対応します。



msec™アンチスパム
msec™クラウドでは、AI/ディープラーニング技術(自社開発)を駆使したアンチスパムエンジンを採用。シグニチャに依存せずにスパムメールを検出する手法で、既存・新種を問わずに優れた検知率を達成します。更に、IPレピュテーション・ドメインレピュテーションや送信者ドメイン制限など様々な機能と組み合わせ、スパムメールをブロック。純国産ならではの日本語環境への強さで業界最高峰のアンチスパム対策を提供します。



誤送信防止

①添付ファイル暗号化
煩雑なファイル暗号化作業とパスワード送信を自動化することで、情報漏洩リスクを軽減。
②送信メール一時保留
送信したメールを一定時間マトリックスインサイト内に溜めておくことで、設定時間内であれば送信取り消しを行うことが可能。
③上長承認
上長(第三者)が送信メールの確認を行うことで、誤送信や情報漏洩につながるメール送信をストップ。 上長が出張などで承認ができない場合には、あらかじめ権限の委譲を行うことが可能。
④個人情報フィルター
送信メールに含まれる氏名・住所を始めマイナンバー等の個人情報をサーチ・追跡。機密情報流出を防止します。

※準備完了次第、順次サービス提供予定

メール無害化
ビジネス文章のやり取りでは、見積書や納品請求書の電子化により、ファイル送受信は当たり前のように使われています。その中に混ざってしまう悪意のあるマクロを仕込まれた攻撃メール(EMOTETなど)への対策として、無害化機能があります。送信元を成りすまして送付されても、対象となるファイルを安全な形で受信出来るだけでなく、ポリシーにより無害化する対象を絞り込む、無害化するファイルとその処理を分けたい等、細かい運用設定も可能です。
① マクロ除去
Word、Excel、Powerpoint、PDF、一太郎に組み込まれているマクロを除去し、安全な状態でファイルを受信します。(OpenOffice系は対象外)
② 添付ファイル削除
指定された拡張子が含まれたメールの添付ファイルを削除します。削除されたメールには、受信者に対して削除した旨を通知します。
③ 画像化
Word、Excel、Powerpoint(OpenOffice系も対象)、PDFファイル、画像ファイルを、JPEG方式で画像化により受信します。
④ テキスト化
Word、Excel、Powerpoint(OpenOffice系も対象)、PDF、一太郎、DocuWorksで受信したファイルをTXT形式により受信します。
⑤ URLのリンク無効
メール本文などに記載されて受信するURLリンクをクリック出来ない様、URL文字削除等により無効化にします。不用意なクリックによる被害防止に役立ちます。

無害化、画像化、テキスト化での受信は、内蔵している「簡易アーカイブ」機能を活用する事で原本を保存し、必要に応じてダウンロードすることも可能です。



安心のWebセキュリティー
日本語サイトに強い高精度URLフィルターは、不正サイトへのアクセスや書き込みを防止し、情報漏洩・ウィルス感染防止や私的利用防止による業務効率向上を実現します。加えて、C&Cサイトへのアクセス禁止(出口対策)や不正プログラムダウンロードもブロック(ドライブ・バイ・ダウンロード攻撃対策)できるため、万が一、PCが感染しても安心です。

概念図

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